ロルフィング、クラニオセイクラルワーク(頭蓋骨仙骨療法)、内臓マニュピレーション、その他ムーブメントワーク、などを基にした「モティリティワーク」について、講義&実技を行います。
「モティリティワーク」について
- モティリティとは組織がもつ自動運動性のことで、施術者は微細な振動としてそれを捉えることができます。施術者はモティリティを通して患者さんの自己調整力(自然治癒力・生命力)にコンタクトすることになります。
- このワークを習得するには日々の知覚の訓練が必要です。この講座では、施術者の身体の使い方、知覚の広げ方、タッチの使い方、などについて解説し、日々のトレーニングを積み重ねていくための基礎について解説します。
- ロルフィング、クラニオセイクラルなどの様々な手技療法の基本原理についても合わせて解説することになります。
「モティリティワーク」について、さらに詳しく
- 「腰が痛い」「肩が凝る」「夜眠れない」「なんだかよくわからないけど、いつも身体が重い」・・・
皆さまの周りにはこのように身体の不調を訴える方々が多くいらっしゃるはずです。 - しかし、各人が持っている症状それぞれを「治す」という発想ではなかなかうまくいきません。
例えば「腰が痛い」などの症状に対して、外から力を加えて筋肉をほぐしたり、関節の位置を矯正しても、またすぐ元の悪い状態に戻ってしまいます。なぜなら「腰痛」という部分的な症状は外に出ている一つの要素に過ぎず、本質的な問題ではないからです。 - では本質的な問題とはなんでしょうか?それは「自己調整力」が身体全体に行き渡っていないことです。
自己調整力は手技療法の世界では、 より専門的には「モティリティ(身体の各組織が固有に持つ自動運動性)」と言われます。 - 当勉強会では、この「モティリティ」を引き出すための方法をご紹介します。
具体的には、骨、筋肉、内臓など「身体の各組織が持っている固有のバイブレーション(微細な動き)」を手で捉えて、それらがより自然な状態になるように導く方法をお伝えします。
経験の深い施術者が、ほんの少し受け手の身体に触れただけで、内臓や関節など身体の内部の状態まで詳しく読み取れるのは、「モティリティ」にアクセスすることができるからなのです。
このワークを習得すれば、どんな症状に対しても確信を持って、受け手にとって助けとなる施術が行えるようになります。
具体的な内容について
勉強会の内容は参加者の皆さまのご経験や技術レベルに応じて決めていきます。
候補として以下のような項目を想定しています。
- 筋骨格系(筋膜)への手技の基礎
- 頭蓋仙骨療法(クラニオセラピー)の基礎
- 内臓マニュピュレーションの基礎
- 血管、神経線維に対する働きかけの基礎
- ムーブメントワークの基礎
- トラウマセラピー(心理療法)の基礎
- 組織の自動運動性(自己調整力)を捉えるための手技
- 施術者として安定的な立ち位置を保つための方法
勉強会の進め方について
- クラスは4名一組でメンバーが集まったところでスタートします。
- 1回4~5時間で参加費は1万5千円です。
- 場所は目黒の藤本のワークルームで、開催日はグループの皆で相談して決めます。
- 1ヶ月半~2カ月に1回程度のペースで3回を一区切りにして進めます。
- 3回目が終わったところでさらに継続するかどうかをクラスで相談してもらいます。
(例えば、1~3回目がクラニオの基礎、4~6回目が内臓の基礎、7回目以降が筋骨格系の基礎、というように進めていきます) - 4名を基本グループとして進めていきます。
1人でも抜けると交換セッションが行えず勉強会が成立しなくなるので、施術を真摯に学ぶ姿勢のある方に限らせて頂きます。
これまでのクラスについて
- ロルフィング、カイロ、オステ、鍼灸、理学療法、アロマセラピー、ピラテス、サイコセラピー、整体、マッサージなどの施術者をはじめとして、一般の会社員や主婦まで様々な分野の方々を対象にグループをつくってクラスを進めています。
- 全くの初心者であった方々も、膜(筋膜)や血管、神経線維などに対しての働きかけを、安全かつ効果的に行えるようになっています。
- すでに特定の技術をお持ちの方にも、モティリティワークをうまく融合させることで施術の技術をさらに進化させることが可能です。
参加条件、お申込み方法について
- 原則、藤本と面識のある方、あるいは藤本の知人のご紹介がある方に限らせていただきます。それ以外でご参加希望の方は、まずは朝カルなどのオープンクラスにご参加の上、勉強会参加希望の旨お伝えくださいませ。
お申し込みは専用フォームからお願いしております。
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