○ スペースを感じる
ロルフィングでは身体の動きの可能性を開いていくために「スペースを感じる」というイメージングをよく使う。身体の内側・外側両方向で使うが外側に関しては特に「横の広がり」を重視している。右図を見ればわかるように肩関節・股関節は体幹の真横に位置している。腕や脚を自由に動かすためには前後だけではなく横への広がりが重要であることが理解できるはずだ。ロルフィングの施術においてはサイドポジション(テーブルの上で横向きに寝た姿勢)が多用される。その上で身体の側面(脇、骨盤の横など)の組織をリリースする。これは通常のマッサージではあまりアプローチされない部位だろう。硬縮した脇をリリースすることにより、胸や背中がやわらかく広がるという現象がよくみられる。
○ 手軽に横のスペースを感じる方法
「横への広がり」が重要であることは理解して頂けたとは思うがそうはいっても日常生活で「横へ、横へ…」などと意識し続けられるものではない。そこで手っ取り早くこれを意識できる方法を一つ紹介しておきたい。「音を聞く」ということである。このとき「(頭ではなく)耳でしっかり聞く」というのがポイントである。例えば外を歩いているとき通常は視覚情報が圧倒的に優位となっているが、音にも意識を持ってみて欲しい。横への意識が広がることにより姿勢、歩き方の変化を実感することができるだろう。