○ 足関節の立体的な動きの学習について
・足関節は主に脛の骨と距骨で構成されており、通常は
図1 のような蝶番型の一軸関節として捉えられている。一軸として捉えられているので背屈時には脛側、底屈時にはふくらはぎ側のみがそれぞれ意識される(図2参照)。しかしこれでは自由度の高い(足関節の)構造が十分に機能しているとはいえない。
・ここで、関節面が前後にスライドしていく延長で背・底屈の動きがおこるという構造の捉え直しを行う(図3参照)。まずクライアントに頭で理解してもらった上で、施術者による立体的な動きの方向性の指示によりスライドする感覚を体験する。(写真1参照)。
そうすると、背・底屈時において脛・ふくらはぎ両側が同時に意識されることになり結果として膝や股関節も足首に連動して動くことが実感でき、股関節〜膝〜足首にかけてのコネクティビティが形成されることになる。足関節のリリース自体は受動的に得られたものであるが、コネクティビティ自体は脳が学習して記憶しているので、それを意識することができる限りは、立位姿勢になったり動いたりしても元に戻ってしまうことはない(写真2参照)。